痛みは骨折やねんざ、外部からの物理的刺激や筋肉の減弱などが原因で身体の中に乳酸などのエネルギーの燃えカス(老廃物)が溜まったりすると、それを体に知らせるためにヒスタミンやセロトニン、ブラディキニンなどの“発痛誘発物質”が発生します。それらが痛みを脳に伝える神経(知覚神経)を興奮させ、「痛い」と感じるのです。
これらの発痛物質は皮膚と筋肉の間に存在するリンパ管(血行リンパ液の流れている器官)や筋肉を包んでいる筋膜に溜まると考えられています。中間赤外線シートには伸縮テーピング効果と、遠赤外線放射効果のふたつの機能を持ち合わせています。
伸縮テーピングの効果は、皮膚に伸縮テープを貼ることで皮膚と筋肉の間に存在するリンパ管が広がるとともに、身体の動きに合わせ手動ポンプの働きが生まれ、この作用により血行リンパの流れが良くなり老廃物による神経への刺激がとりのぞかれ、痛みが軽減すると考えられています。また慢性的な痛みは、筋肉の緊張度合いが大きく、その部分の皮膚の伸縮が正常でないことから、皮膚の異常部分に伸縮テープを貼ることで皮膚自体の伸縮に余裕ができて血行リンパ液の流れが正常に戻ると考えられます。
もうひとつの効果はトルマリン鉱石や遠赤外線セラミックによる中間赤外線放射によるものです。ひとことに遠赤外線といっても波長の幅の範囲が広く、必ずしもどのような遠赤外線も人間の体に有益とは限りません。人間にとって最も良い影響の波長は4〜14μmまでの波長である中間赤外線と区別されるもので、この周波数帯は「育成光線」と呼ばれています。この育成光線は人間をはじめ、生物の体内で生理活性作用や成長促進作用をもたらします。またこの波長の「光」は汚染水の浄化作用や動植物の細胞の活性化、蛋白質の合成作用など、人間にとって有益な効果があることが近年の研究で明らかになってきました。
この育成光線を身体に照射すると皮膚を通過して、体の体液である血行リンパ液の流れを電動ポンプのような効果で、いち早く痛みの原因である発痛物質を除去することができると考えます。また老廃物や石灰沈着などにより末梢神経を刺激することで脳に痛みの電気信号(脳伝達パルス信号)が伝わり疼痛が起きている場合は、この「育成光線」が痛みの電気信号を変調する働きがあると思われ、この働きで痛みを大幅に緩和すると考えられます。それゆえにはるぴたシートは伸縮テーピング効果と中間赤外線放射効果による、二つの効果の相乗作用で発痛物質を効率良く取り除くことで、慢性的な筋肉の緊張や、減弱している筋肉をサポートしながら症状を改善させていくものと考えます。
アルファ整体院 院長 鈴 木 美 文